モノの形を変えるのは面白い。
食材をすり潰して粉やペーストにして、飲み物として楽しんでみようと思う。
使用した食材は以下の14品
食材選びが意外と難しかった。粉にしやすい食材は、すでに粉が製品化されている場合が多いのだ。
ニボシや炒り豆を粉にしてもニボシ粉やきな粉ができるだけだろう。先が見えてしまっているものは面白くない。
意外性があって、あまり固くないものを探した結果が上記のラインナップである。
これらの食材をすり潰してカクテル風にしてみようと思う。
ただし私はアルコールが一切飲めない体質なので、豆乳やお湯、炭酸水で割ることにする。
甘いカクテル
くり+ドライフルーツ

まずは、木の実と果物の手堅い組み合わせ。
クリはすり鉢で簡単に潰せるが、ドライフルーツが少々厄介で、スティックミキサーの歯にくっついて回転しない。
結局水を少し加えてペースト状にした。フルーツソースである。

潰したクリを豆乳で割り、ドライフルーツのペーストを入れる。
フルーツのソースは表面に乗せたかったが、粘度が高いためか、あっという間にグラスの底へ沈んでいった。

クリだけだと味の薄いマロンクリームという感じで頼りないが、ドライフルーツの甘みと酸味が加わることでバランスがとれている。
今回は冷たい豆乳を使用したが、ホットにも合うだろう。
カクテルっぽい名前を付けるとしたら、『フォレスト・ハーモニー』といったところか。
ココアシガレット

続いての駄菓子2種は炭酸で割ってみる。
ココアシガレットを砕いて炭酸に入れると、泡が大量発生した。
黒ビールに見えなくもないが、泡の感触はクリームソーダに近い。
味に少し薬っぽい苦みが出てしまったのが残念。

命名 『シガレットビアー』
梅ミンツ

梅ミンツも同様にすり鉢で潰して炭酸割りにしたのだが・・・

なんと、当たり。
やはり日ごろの行いが良かったようだ。
しかしこの梅ミンツは滅多にいかないスーパーで購入してしまったので交換する機会がないかもしれない。残念だ。

私の記憶の中の梅ミンツは、鮮やかな赤なのだが、今回購入したものは黒っぽい地味な色になっている。
パッケージを見ると「クチナシ・ココア」とあるので合成着色料をやめた結果の色なのだろう。
容器もプラスチックから紙へ変わっていて、駄菓子にも健康やエコが求められる時代になったことを感じさせる。
そうしてできたカクテルは、きれいなピンク色に染まった。

命名 『ルビーのきらめき』
薄味ではあるが、ほのかな梅の香りと味で上品な感じになった。
今回は無糖炭酸を使ったが、砂糖入りのほうが良いかもしれない。
ココアシガレットと同様に、表面に泡が発生したが、そういうカクテルだということにしよう。

>>続いて、食事代わりにもなる『ご飯系カクテル』を作ることにする
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